歯科矯正中の虫歯治療

 悲しいことに先日虫歯ができていることが発覚しました。永久歯に生え変わってから初めての虫歯だったのでとてもショックでした。とうとう銀歯デビューしてしまうのか?矯正治療に影響はでないのか?と不安がよぎりましたが、その点も含めて今回の虫歯治療について記事にしようと思います。

虫歯の程度

 今回虫歯になったのは、左右上6の噛み合わせ部分でした。噛み合わせの溝に小さな虫歯ができており、痛みが全くなかったため歯科医院で指摘されるまで気づきませんでした。虫歯が表面のエナメル質だけに限られる、C1だったようです。

虫歯の進行段階

C1
 ほとんど自覚症状がない。虫歯がエナメル質だけに限られる。少し削って白い樹脂を詰めるだけで済み、一度の治療で終わる。

C2
 冷たいものや甘いものがしみる。虫歯が象牙質まで進行している。穴が大きければ銀歯、金歯、セラミックの詰め物で治療する。

C3
 激しく痛むことがある。虫歯が神経に達しており、神経を取り除き歯の根の治療も必要。歯に土台を立ててその上から被せ物(銀歯、金歯、セラミックなど)をする。


C4
 歯の根の中まで虫歯が進行している。歯を抜く必要がある。土台を立てることができず、インプラント、入れ歯、ブリッジのいずれかの治療を行う。

考えられる原因

 他の歯に比べ溝が複雑に走っており十分に磨くことができていなかったようです。下顎とは違い噛み合わせ部分が鏡で見えず、磨き残しがあるかどうかわかりにくい場所でもあります。
 また個人的な要因として、歯のかみ合わせは磨き過ぎないように意識していたことが裏目に出たと言えます。なぜそのようにしていたかというと、痛みを感じて虫歯だと思っていたら、磨き過ぎが原因の知覚過敏だったということが以前にありました。その際歯科医に、かみ合わせ部分よりも歯茎との境目の方が磨き残しが多いと指摘されたため、かみ合わせを磨くのはほどほどにしていたらいつの間にか磨けていなさ過ぎになってしまったと考えられます。
 もう一つは、マウスピースによる歯科矯正を行っており、マウスピースを一日中装着していることで汚れが密着しやすく、唾液も循環しにくい状態であったことも原因として考えられます。

治療方法と金額

 幸い小さな虫歯であったため銀歯にする必要はなく、虫歯になっている表面を少し削り白い樹脂を詰めるだけで済みました。
 治療は一度の受診で終了し、時間にして30分かからない程度でした。金額は虫歯治療(保険適用)+ フッ素塗布(保険適用なし)で4000円程度でした。

治療に伴う痛み・治療後の経過

 麻酔なしで治療を受けましたが、少し深いところを削るときに神経に触る嫌な感じがしました。削る行程はすぐに終わったので何とか我慢はできました。
 治療終了後、治療前には感じなかった痛みがしばらく続き不安になりましたが、1週間ほどでなくなりました。

矯正治療に影響はあるのか

 マウスピースを用いた歯科矯正をおこなっており、マウスピースがフィットしなくならないか心配でしたが特に問題ありませんでした。虫歯治療の日にマウスピースを持参し、その形状を確認して詰め物を入れてもらうことができました。

なぜ初期段階で虫歯に気づくことができたのか

 歯科医院を受診したおかげです。今回の受診は歯の色素沈着を落とすクリーニングをしてもらうことが目的でしたが、その際に虫歯を発見してもらうこともできました。色素沈着により虫歯が発見しにくい状態だったと考えられます。
 また、クリーニングのため受診した歯科医院は矯正治療で通っているのとは別のところでした。矯正治療のため1カ月半に一度は受診していたのですが、矯正専門ではない歯科医院も定期的に受診すした方が良いかもしれないと感じました。詰め物の周囲は汚れが溜まりやすいようなので、近いうちにまた受診して問題が発生していないか診てもらうと思っています。

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