十二鬼月上弦の中でも最上位の黒死牟。アニメでの登場を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

 そんな黒死牟の登場とともに流れたBGMを今回は耳コピしました。
 以下、この曲の魅力についてご紹介させていただきます。

曲全体の雰囲気

 アニメ映像においてただそこにいるだけでもひしひしと伝わってくる黒死牟の威圧感が、映像で、音で、見事に表現されていましたよね。

 曲においてもその存在感に相応しい迫力が表現されています。

雄々しい男声コーラス

 黒死牟の登場と共に曲が流れた瞬間、耳に飛び込んできたのはどのパートだったでしょうか。恐らく、最も強い印象を与えたのは男声コーラスだったのではないでしょうか。

 主旋律にはトランペットも含まれますが主に男声コーラスが主役となっています。最も耳に残るのは男声コーラスであり、このパートが迫力の演出に大きく貢献しているように感じられます。

 逆に男声コーラスのない曲の中間部分は、前半と後半に比べて少し静かで落ち着いた印象を受けます。

重厚感ある金管楽器

  男声コーラスを支えているのが金管楽器です。

 まずはトランペットに注目してみます。

 前半と後半では男声コーラスと共に主旋律を奏でています。しかしあくまで主役は男声コーラスであり、金管楽器特有の高らかに響く音でそこに華を添えているように感じられます。

 また、金管楽器がメインとなる中間部分ではホルンが奏でる主旋律のハモリを担っています。
 トランペットは金管楽器の中でも主役となる印象が強い楽器ですが、この曲においては脇役となっていて面白いなと感じました。

 次はホルンに注目してみましょう。

 トランペットとは逆に中間部分では主旋律、それ以外では伴奏を担っています。
 またトランペットよりも柔らな響きであるため、ホルンが主旋律であることにより中間部分は落ち着いて静かな印象を受けます。

 最後はトロンボーンとチューバです。

 この二つは伴奏のみを奏でており脇役であると言えます。
 どちらもトランペットやホルンよりも低音域を担う楽器であり、これらの楽器により曲に深みや厚みが出るように思います。

 前半と後半に注目すると、小節の1、2拍目に四分音符や二分音符といった比較的短い長さの音を出しています。それにより主旋律に効果的なアクセントを添えているように感じます。

 一方中間部では、付点二分音符や全音符といった長く伸ばす音を出しています。
 f(フォルテ)など強い強弱記号の伸ばし音であれば迫力ある印象となりますが今回はp(ピアノ)であるため、静かでありながら和音を重ねて深みを出しているような印象を受けます。 

 このように脇役でありながら、曲に迫力や重厚感を持たせるためになくてはならないパートと言えそうです。

シンプルな旋律

 この曲の長さは短めであり、旋律も至ってシンプルです。
 複雑な音の重なりやリズム、テンポの変化がない分強弱や楽器そのものの特徴が目立ちやすくなっています。
 それにより重厚感や迫力を感じやすいのではないでしょうか。
 

終わりに

 この曲は複雑なリズムや和音を構成する音が少ないことにより強弱やパート間の音量バランスが曲全体の印象を左右するため、それらにかなり気を遣いました。
 原曲に近い迫力を出せたかどうかあまり自信がありませんが、多くの方に気に入っていただければ幸いです。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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