矯正歯科を受診した際に、親不知が矯正の邪魔になるといわれたため、なるべく早く抜歯してもらおうと、矯正歯科から紹介された病院を受診しました。
抜歯のための検査で分かったこと
その病院でも、矯正歯科と同じくレントゲン写真を撮りました。レントゲン写真だけでは十分な位置がわからないということで、CT検査(X線を使って身体の断面を撮影する検査)も行いました。その結果、親不知が太い神経のすぐそばに位置していることがわかりました。
そして、親不知が歯茎の深いところに位置しているということもあり、全身麻酔(痛みや不安や恐怖を感じないように、意識をなくして眠った状態にするもの)による手術で抜歯することを勧められました。これは思った以上に大事になったなと感じました。
私が紹介されたのは、すべての診療科が揃っているような大きい病院でしたが、親不知がまっすぐに生えている場合であれば、個人経営のクリニック等でも抜歯してもらえるようです。私の場合は親不知が水平な状態で深い位置に埋まっており、簡単には抜歯できないため大きい病院を紹介されたということですね。
勤務上の都合もあるため、何とか局所麻酔(処置する部分に痛み止めの注射をする。薬の効いていない場所の感覚は残り、意識もある状態。)での手術をできないか相談してみました。
どうしてもというなら可能ではあるが、
・一度に片側二本ずつの抜歯となるため術後の診察も含めると何度にも渡り受診することになる
・意識がある状態で深い部分の歯を削るため苦痛が大きくなる
以上の理由で、やはり全身麻酔が望ましいということでした。
局所麻酔であれば、2時間程度で処置が終わり、日帰りで手術を受けることができるというメリットがありますが、上記のようなデメリットを踏まえた結果、全身麻酔で手術を受けることに決めました。
全身麻酔では点滴を留置し、そこから薬を入れることで意識を失った状態にします。全身への影響が大きいため1~2泊の入院が必要となります。
局所麻酔に比べて
・全身への負担が大きい
・麻酔から覚めた後もだるさが長時間続く
・治療費が高くつく
といったデメリットがありますが、最大のメリットは
・手術を受けるのが一度だけでいい
・意識がない間に手術が行われるため、手術中の苦痛を感じない
といったところです。
また、局所麻酔、全身麻酔問わず、抜歯した場所の傷口の糸をとる、術後の経過観察をするために手術後に2~3回程度の受診が必要となります。
有休を頂いて入院することになりましたが、勤務希望の締め切りの兼ね合いもあって、手術日は病院を受診してから約2か月後となりました。思ったより手術の時期が遅くなってしまったため、もっと早く受診できればよかったと感じました。
アイキャッチの引用元:https://www.irasutoya.com/2017/06/blog-post_810.html