このプログラムを利用したきっかけ
私はかなり前から頬にあるシミ・そばかすが増える一方でかなり悩んでいます。
美容皮膚科でフェイシャルレーザーを9回受けたことがありましたが、残念ながらシミ・そばかすへの効果はほとんど感じられませんでした。そんな時に、ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムなるものに出会いました。
知人の口コミ(それも医師・皮膚科医からの!)で知り、自分で調べた上でも信頼できるものと感じたため試してみることにしました。
この記事では、ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムとはどのようなものか解説します。
また、実際にセラピューティックコースを体験した際の製品の使用感、開始後の途中経過を記載していきます。
ゼオスキンヘルス セラピューティックコースについて
ゼオスキンヘルスとは
ゼオスキンヘルスとはアメリカの医師 Zein Obagi氏が設立した会社名、並びにその会社が開発・製造・販売している化粧品のシリーズです。
日本ではキュテラ株式会社というところが正規総代理店を担い、輸入、販売しているようです。
スキンケアに携わるObagi氏方が35年以上かけて開発した化粧品であり、結果を重視するため医療機関専用のプログラムとなっています。
つまり、ゼオスキンヘルスを取り扱うクリニックでしか購入することができないということです。
全国の取り扱いクリニックはこちら(キュテラ株式会社さんのページに飛びます)
ゼオスキンヘルス公式サイトはこちら
セラピューティックコース(プログラム)とは
ゼオスキンが展開しているコース(プログラム)の一種であり、しみ・皺・にきび跡などの症状を治療するためのプログラムです。
他のプログラムに比べて効果が高い分、A反応と呼ばれる症状が強く出ます。
A反応について
セラピューティックプログラムにおいて使用する薬品によって、A反応と呼ばれる赤み・皮むけ・痒み・乾燥・ヒリヒリとした痛みが生じます。
皮膚のターンオーバーを促し、新しい皮膚がつくられて古い皮が次々にむけていくことで肌の質が改善されるため、製品を使用している間は症状が続くことになります。
皮むけの症状が強く目尻や口角が切れてしまうくらい乾燥する場合もあります。そのような症状に対処するための専用の保湿剤もあるので次の項で紹介します。
セラピューティックプログラムで使用する製品
洗顔料
普通〜乾燥肌用、オールスキン用、普通〜脂性肌用の3種から選びます。
メイク落としも兼ねた洗顔料ですが、カウンセリングの際に通常のメイク落としも使用することを推奨されました。
1回使用目安量:500円玉大
バランサートナー(化粧水)
過剰な皮脂を取り除き、肌のpHバランスを整えます。それによりクリームが浸透しやすくなります。
1回使用目安量:500円玉大
ミラミン(美容クリーム)
ハイドロキノン、グリコール酸、アスコルビン酸が配合されています。
しみ・くすみの元になるメラニンの生成を抑制します。
ハイドロキノン:メラノサイト(メラニンを生成する細胞)に作用してメラニンの生成を抑制する
グリコール酸:角質剥離作用
アスコルビン酸:ビタミンCのこと
1回使用目安量:1プッシュ
ミラミックス(美容クリーム)
ハイドロキノンが配合されています。効果はミラミンとそれほど変わりませんが、トレチノインと混ぜて使用するためのものとなっています。
1回使用目安量:1プッシュ
トレチノイン(処方薬)
こちらはゼオスキンヘルスの製品ではなく、処方薬です。
この薬には表皮の角質層のターンオーバーを促進する効果があります。このプログラムにおいて最も強い効果を発揮しますが、最も強く症状を引き起こすとも言えます。
軟膏のように水分が少ない性状となっており、ミラミックスと混ぜ合わせて使用することで塗布しやすくなります。
一回使用目安量:ミラミックスと同量
★似た名称の薬品でトレチノイントコフェリル(オルセイン軟膏)というものがあります。
これはトレチノインとトコフェロールという物質と結合したもので、皮膚の爛れ(潰瘍)の治療薬として用いられています。
日焼止め
以下の2種類より選択して使用します。
3つ目のパウダータイプは必要時追加で使用するものです。
サンスクリーンプラスプライマー SPF30
UV-A、UV-Bに加えブルーライト、近紫外線から肌を守ります。
ベージュ色のクリーム
顔用
BSサンスクリーンSPF50
UV-A、UV-Bに加えブルーライト、近紫外線から肌を守ります。
白色のクリーム
ボディ、顔用
パウダーサンスクリーンSPF30
携帯用パウダータイプ。余分な皮脂によるテカリを抑えます。
RCクリーム(美容クリーム)※必要時保湿のために使用
A反応が強く出て目尻や口角等が切れてしまいそうな場合や、食事等の何か大切な用事の際に皮向けの症状を一時的に目立たなくするために使用する保湿剤です。
ただし、保湿により皮むけが軽減されることは新しい皮膚の生成の妨げとなってしまうため、あくまで一時的な使用を推奨されているようです。
また、セラピューティックコース13週目以降にミラミン、ミラミックスに代わり使用する製品でもあります。
一日の使用の流れ
これらの製品・薬の使用の流れは以下のようになります。
初回受診
ゼオスキンセラピューティックプログラムの製品は医師からに処方してもらう必要があるため、美容皮膚科でのカウンセリング・説明を受けます。
顔写真撮影
化粧を落とした状態で、使用開始前のシミ・そばかすの状態を撮影します。
説明内容
使用する製品が数種類あり、それぞれについての説明がありました。
また、処方薬の作用による赤み、皮むけ症状についても写真を提示しながらの説明がありました。
カウンセリング・説明は1時間程度
丁寧に説明していただけたので、所要時間は1時間程度でした。
トレチノインは小分けで処方される
トレチノインは処方薬であり、今回使用する中で最も反応が強く出る薬です。
症状の経過観察のため初回の処方は1個(7〜10日分)で、1週間後に次の分を処方されました。
2度目の処方時には、今回幾つ受け取りたいか希望を聞かれました。
頻回に肌の状態を診て欲しい場合は次の処方を1週間後にすることを勧められましたが、私は通院回数が少ない方が楽だと思ったので3個処方してもらいました。
プログラムで支払う金額
このプログラムに支払う金額はそれなりに高額になります。何にいくら支払ったかをここにまとめます。
現在進行形でプログラムを受けているので随時更新していく予定です。
初回受診時
洗顔料 ×1
バランサートナー ×1
ミラミン ×1
ミラミックス ×1
トレチノイン(7〜10日分) ×1
56,540円
トレチノイン追加処方(1回目)
トレチノイン(7〜10日分) ×3
9,900円
トレチノイン追加処方(2回目)
トレチノイン(7〜10日分) ×3
9,900円
トレチノイン追加処方(3回目)、製品追加購入
トレチノイン(7〜10日分) ×1
RCクリーム ×1
ビタミンC製剤 ×1
20,113円
※次項より、すっぴん顔写真閲覧注意です
※身バレ防止のため頬より下部の写真となっております。
プログラム開始からの経過(写真付き) 第1週目
開始からの症状の変化を写真付きで紹介していきます。
プログラム開始当日
洗顔料はほのかにヨーグルトのようないい香りがしました。少量で泡立ちも良く、通常の洗顔料と使用感は大きく変わりませんでした。
化粧水などの塗布剤について、初回使用時よりヒリヒリする感じがあると聞いていましたが、ヒリヒリ痛むというよりは清涼感があるという感じでした。清涼感は1時間ほど続きましたが、その後消失しました。
ミラミン、ミラミックスは肌の上で真っ白になり色が消失するまでに数分かかりました。後日気付きましたが、手で馴染ませると1分程度で消失していきます。
どの製品も少量でも伸びが良く、使用後は肌の表面は乾いているのにしっとりした感じがありました。これまで使用していた基礎化粧品より、保湿効果は抜群に高いと感じました。
開始翌日
夕方になっても見た目、感覚共に変化はなく、使用量が少なかったのではと不安になるくらいでした。
2日後
起床時に顔全体がほんのり赤くなっていました。化粧水やクリーム塗布時の痛みは特になし。わずかではありますが、日中ずっと疼痛と熱感がありました。
夕方になって顎の辺りに少し突っ張りを感じ(皮膚が乾燥した時の感覚に似ています)、日中にはなかった皮がむけが始まっていました。
洗顔時にお湯や石鹸がかなり染みて痛みを感じました。洗顔時の摩擦や熱いお湯がお肌に良くないというのをひしひしと感じました。化粧水の清涼感が心地良く感じられました。
3日後
皮膚が突っ張る感覚に加え痒みを感じるようになりました。日中の痛みは2日後よりましになりました。
朝のうちはそれほど目立たなかった皮むけが夕方にかけて目立つようになりました。マスクをしていればなんとか気付かれない程度です。
夕方には皮むけの範囲が頬まで広がり、化粧水の塗布時にも痛みを感じるようになりました。
4日後
顔の赤みがわずかに増し、皮むけは朝のうちから額や瞼にも及びました。朝の時点で、マスクをしていても気付かれてしまいそうな程度です。
顔が痒くてついつい手を触れると、皮むけした部分がフケのように落ちてくるようになりました。
皮膚の突っ張りが強く、瞬きや口の開閉がしにくいと感じる程になりました。
朝夜共に製品の塗布時にヒリヒリとした痛みを感じました。入浴後の塗布時は特に痛みが強く、自ずと摩擦を避けずにはいられませんでした。
5日後
顔全体が満遍なく赤くなったように思います。朝の製品塗布時の痛みはそれほどありませんでした。
夕方になっても昨日よりやや皮膚の剥がれが少ないように感じられました。
この日に処方薬の受け取りに行きました。最初の分がまだ半分以上残っていることを医師に伝えると、1個を10日で使い切ることを目安に塗布量を増やすよう言われました。
昨日まで私が塗布していた処方薬の量は、本来の目安量の半分程度だったようなので、この日から量を増やしました。
6日後
処方薬の反応を心配しながら起床しましたが、朝の時点では顔が赤いだけで皮膚の剥がれはやや少なめでした。
7日後
目尻がやや赤くなっており、皮膚の突っ張りがひどいので放っておくと赤切れを起こしそうな様子です。
本来は専用の保湿クリームを塗布するところですが、私はワセリンで対処してみます。
第1週目の感想
開始翌日までは症状がほとんどなく効果が心配なくらいでしたが、数日経ってそれは杞憂であったことが身に染みてわかりました。
痛み、痒み、皮膚の突っ張り、皮剥けがかなり辛いですが、シミ消失への効果を期待して頑張って続けていこうと思います。
第2週目以降も記事がまとまり次第更新していく予定ですのでご期待ください!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。