鬼滅の刃 刀鍛冶の里編アニメが終了して二カ月半。これまでに耳コピした刀鍛冶の里編の曲を一つの動画にまとめました。
今回の記事では、動画のこだわりポイントや「実はこんなところが…」といった小話を紹介したいと思います。
音のクオリティ
言わずもがなですが、動画において一番重視しているのは音のクオリティです。
「音」というと曖昧な表現なので、言い換えると以下のような項目になります。
・音程を正確に聴き取る
・リズム(音符の長さ)を正確に聴き取る
・使われている楽器の種類を正確に聴き分ける
・強弱を細かくつける
・大きすぎず小さすぎない聴き心地のいい音量に調節する
これらは、これまでの動画で共通して重視してきた点でもあります。
素晴らしいイラストの数々
動画をご覧いただくと、まず目に飛び込んでくるのは鮮やかなイラストではないでしょうか。
普段は主に楽譜再生動画を作っていますが今回は動画内でイラストを表示し、絵師様による美しいイラストの数々と共に曲をお楽しみいただけるようになっております。
※勿論、絵師様ご本人にコンタクトをとり許可をいただいて使用しております。
イラストの転載・加工・スクショ禁止ですので、ご理解の程よろしくお願い致します。
イラストは全て「素敵だな!すごいな!」と感じたものをお借りしているので、動画をご覧くださる皆さんにも共感いただけるととても嬉しいです。
イラストに添える背景や文字
そのままで十分素晴らしいイラストですが借りたままのものをただ貼り付けるだけではイラストを頼みにしすぎなので、それぞれのイラストに合った文字入れや背景の追加を行なっています。
しかし人様の作品に手を加えすぎるのもまた失礼に当たるので、イラストがより引き立つようないわばイラストを飾る額縁のような装飾を!と考えながら編集しました。
全てのイラストもとても好きで、その魅力を潰すようなことだけはないようにと細心の注意を払って編集したつもりですがとにかく自信がありませんでした。
そのイラストを描いたご本人の意に反した仕上がりになっていることも大いにありうると考え、編集済みのイラストを確認していただいた上で動画に使用しておりました。
「これで大丈夫かな」「不快に思われないかな」と心配でしたが、「素敵な編集をしてもらえて嬉しい!」というお声をたくさんいただきとても嬉しかったです。皆さん本当にありがとうございました!
トランジション
イラストからイラストへ移り変わる際の映像効果(トランジション)にもこだわりました。
一曲につき一枚のイラストを使用しており、曲が変わるとともに次のイラストが表示されます。
効果を入れず切り替えることもできましたがそれではあまりにもつまらない。全て同じトランジションでもあまり面白くない。
そう思ったのでトランジションは全て異なるものにしました。どの部分でどのトランジションを使うか、曲の雰囲気やその曲が流れる実際のシーンを意識して選びました。
お気に入りのトランジション
中でも一番気に入っているのが、『耳飾りの剣士』『爆血刀』『ヒノカミ神楽』 のトランジションです。
『耳飾りの剣士』の入りでは暖かな木漏れ日が差し込む
『爆血刀』の入りでは炎が緩やかに揺らめく
『ヒノカミ神楽』の入りでは閃光と共に激しく燃え上がる
そんなイメージで選んだトランジションを用いています。
この部分が曲と絵とトランジションのイメージが一番ぴたりとハマっていると感じています。
曲と曲との間の長さ
曲と曲の間の無音の時間は長すぎても短すぎても違和感を感じてしまうため、何度も聞き直してしっくりくる程度の空白を持たせたつもりです。
また曲の始まりの音とトランジションがピタリと合うようなタイミングになるよう調節しました。
二番目に気に入っているのは『竈門禰豆子』『鬼舞辻無惨のテーマ-平安時代-』のトランジションです。
以下、鬼推しの私ならではの感想になると思うのでご注意を。
『竈門禰豆子のうた』の終盤は華やかで明るい印象であり、竈門兄弟の感動のシーンを連想する方が少なくないのではないかと思います。
そのまま動画が終わるかと思いきや、画面が灰色にフェードアウトして『鬼舞辻無惨のテーマ』が始まるという流れにしました。
このような落差を感じる演出の後、私の一番の推しである童磨の曲を動画の結びとしました。
鬼殺隊側推しの方々にとっては不本意な終わり方だったかも知れません。
※文字コードの都合上、本来と異なる漢字表記「禰」を使用しております
終わりに
上弦会議とそれに続く刀鍛冶の里編の映像化を心待ちにし、放送時刻には毎週テレビの前で待ち構え、最終話の後も余韻に浸り続け...というくらいに好きな作品だったこともあり、各キャラクターのテーマの耳コピ動画を作り更には今回の総まとめ動画を作るに至りました。
逆立ちしても私には到底描くことのできない素晴らしいイラストの数々を描かれる絵師の皆様には頭が上がりません。
また、いつも投稿をご覧くださる皆様のおかげで前向きな気持ちで動画作成を続けることができます。
改めて皆様に心より御礼申し上げます。
今回の動画も少しでも多くの方に楽しんでいただくことができれば幸いです。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!