私は学生時代、部活動でコントラバスを弾いていました。合宿や外部施設で部活動がある時はコントラバスを運ぶ必要があるのですが、その際には自家用車に乗せていました。コントラバスを乗せれる車とそうでない車があるので、私の知っている範囲でコントラバスの運搬ができる車をご紹介します。
コントラバスの乗せ方
乗せ方は色々あると思いますが、私たちが行っていたオススメの方法を紹介します。
- 助手席のヘッドレストを外します
- 助手席の後ろの席の背もたれを前に倒します
- 荷台の左側には物を置かないようにしてスペースを確保します。
- コントラバスの左側面を下(指板・弦が運転席側を向く)にし、バックドアから搬入する。
この時、コントラバスのネックが助手席のヘッドレストを外した部分に乗るようにする。 - 必要時、助手席の背もたれの角度を調節し、安定する位置を見つける。
★軽自動車など全長が短い車では直角くらい、普通車など全長が長い車であれば後方へ倒すと良いです。
この方法でコントラバスを乗せると、助手席と助手席の後ろの席の足元、荷台の右側に荷物を置くことができ、運転席の後ろの席に人が一人座ることができます。
他のキャンパスの部活仲間がやっていた方法を紹介します。
- 全ての後部座席を前へ倒します。
- 荷台の中心には物を置かないようにしてスペースを確保します。
- コントラバスの左側面を下(指板・弦が運転席側を向く)にし、バックドアから搬入する。
この時、コントラバスのネックが運転席と助手席の間に入り込むようにする。
聞いたところによると、この方法では車の全長がそれなりに長い必要があり乗せることのできる車種が限られてしまうようです。
コントラバスを乗せることができる車種
以下が私たちの部活動でコントラバス運搬に使用していた車種です。
- ムーヴラテ
- ムーヴ
- ワゴンR
- ココア
- ラパン
- アクア
- ヴィッツ
- パッソ
- スイフト
- フィット
- ノート
- デミオ
- オデッセイ
- シエンタ
- キューブ
- ラクティス
- プリウス
この中で、私がコントラバスの運搬に使用したことのある車種について少し詳しく書いていきます。
ムーヴラテ、ムーヴ、ワゴンR
ムーヴラテは学生時代私が使用していた車ですが、今回紹介した中でトップクラスで乗せやすい車だと感じています。この3つではムーブラテが一番荷台の扉の高さにゆとりがあります。
いずれも車高が十分にあり、横幅もぴったりで走行時にコントラバスが安定しやすいです。
ココア、ラパン
ムーヴなどに比べて車内が狭いですが問題なく乗せることができます。荷台の扉の高さがやや低く、コントラバスを車内に押し込むときに持ち上げる力が必要になります。
パッソ
高さ、幅特に問題なく乗せることができます。ムーヴラテなどよりは高さが低くココアなどよりは高さがあります。ヴィッツも同じような感じだと思われます。
スイフト
荷台の入り口がやや狭いため、コントラバスを斜めに傾けながら押し込む形になります。押し込むときに駒に負荷がかからないか少し気になりました。
オデッセイ
広さは十分すぎるくらいあるため、後部座席全席を倒せば助手席に人が座ることのできる状態でコントラバス2台は余裕で入ります。しかし、横幅が広すぎて安定しないためアシストグリップ(車内の窓上あたりにある掴まれるやつ)などに固定用の紐を取り付ける必要があります。
シエンタ、キューブ
軽自動車、コンパクトカーに比べかなり広さがありますが走行中の安定性に問題はありません。荷台の入り口も広いため積み込むのも楽です。
注意すべき点
どの車にも共通して言える注意点を以下に記載します。
後部座席が一連になっている車
後部座席が左右別々に倒すことができなければコントラバスの安定性がやや悪く、運転席の後ろにもう一人乗ることもできません。
車高が低い車
どれだけ大きな車種であっても、車高が低ければコントラバスを乗せることはできません。セダンやスポーツカーなどが当てはまります。
荷台の入り口が小さい、荷台と後部座席が繋がっていない
荷台の入り口がコントラバスより小さいとコントラバスを押し込むことができません。また、後部座席と荷台の間に壁がある場合も押し込むことができません。